鶯谷所印

SPOT

ひだまり温泉 萩の湯

ヒダマリオンセン ハギノユ

ひだまり温泉 萩の湯
お話を聞いた人

長沼 雄三

Yuzou Naganuma

1976年生まれ。墨田区出身。幸和コーポレーション株式会社代表取締役。2001年に家業を引き継ぎ、東上野の銭湯「寿湯」のオーナーになる。その後、2017年に「萩の湯」を鶯谷にオープン。革新的なアイディアを積極的に取り入れ、銭湯好きから常に注目を集めている。


このスポットについて教えてください!

この場所はもともと、うちの会社で所有していた銭湯だったのですが、大幅なリニューアルをして2017年の5月に「萩の湯」としてオープンしました。銭湯を新たな場所につくるというのは、制度上なかなか厳しい面も多いので、それまで経営をしていた親戚から引き継いだという経緯です。じつは、銭湯としては4代目になる由緒ある場所で、歴史を辿ると戦前に「萩の湯」という銭湯があったそうです。戦後に、私の祖父がその跡地を購入して、昭和24年頃に宮造風の銭湯をつくり、それを昭和43年頃まで続けていたと聞きました。その後、一旦取り壊してビル型の銭湯になり2015年まで40年近く営業し、現在の「萩の湯」にいたります。

とくに注目してほしいポイントは?

なによりも、広々としていてゆったりと入浴を楽しめるのが魅力です。郊外のスーパー銭湯さんに比べたらまだまだですが、470円で入れる公衆浴場の中では都内でトップクラスの広さではないでしょうか。私自身、2001年から16年間東上野で「寿湯」という銭湯を経営してきた中で、お客様にとって大事なのはゆったりできることだと感じました。もちろん、それまで銭湯にはなかった、リンスインシャンプーやボディーソープをいち早く置いたり、ティッシュや綿棒などのアメニティを充実させたり、炭酸泉や薬湯などのイベントを開催するなど、あらゆる経営努力をしました。ですが、まずもって大切なのは設備や広さだと思ったので、ここを受け継いだ時にビル型というところを活用して、男湯と女湯をそれぞれワンフロアずつにしました。普通であれば、男湯と女湯、休憩室をワンフロアでつくるのが一般的なので、かなり贅沢な使い方ですよね(笑)。

鶯谷という街の良さは?

駅から見た風景の印象が強いのか、あまりイメージが良い方ではないですよね。でも、実際に住んでみると、とても暮らしやすいですよ。スーパーや飲食店など、生活に必要なお店は充実していますし、銭湯もありますし(笑)。上野駅はいつ行っても混雑していますが、鶯谷から上野まではアクセスも良いので、落ち着いた場所に住みたい方にとっては良い街ではないでしょうか。東上野まで足を伸ばしたり、上野公園を散歩したり、ランニングすることもできますよ。

街へ訪れた人におすすめしたいスポットは?

よく行くのは、中華そば「七面鳥」。あとはやっぱり「萩の湯」ですかね(笑)。ご飯なら、うちの食事処「こもれび」も手作りにこだわっているのでおすすめです。健康に気を使っている方は、機能性表示食品「芽ぐみ米」を使った定食をぜひ食べてみてください。

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スポットを担当したイラストレーター

カトウトモカ

Kato Tomoka

イラストレーター。
コーヒーと、生命力の強そうな植物がすき。

INFORMATION

ひだまり温泉 萩の湯

ヒダマリオンセン ハギノユ

東京都台東区根岸2-13-13
03-3872-7669
朝湯6:00〜9:00(最終受付8:30)/昼夜11:00〜25:00(最終受付24:30) 不定休

公式HP