ゲストハウス toco.
ゲストハウス トコ
お話を聞いた人
増田 貴志
Takashi Masuda
1986年生まれ。大阪府出身。東京・京都でホステルやカフェの運営を行う、株式会社Backpackers’ Japan(バックパッカーズジャパン)に入社し、現在6年目。蔵前にある「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE(ヌイ)」の運営を担当し、2019年10月からは「ゲストハウス toco.」のスタッフも兼任する。
このスポットについて教えてください!
築100年の古民家を改装したゲストハウスです。運営会社が掲げる「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を。」という理念のもと、年齢や国籍、性別を気にせず、世界中の方がゆっくり過ごせる場所を目指しています。母屋の一階には、リーズナブルな金額でお泊まりいただける人気のドミトリーがあり、二階にはペアで利用できるクイーンダブルルームをご用意しています。入り口の別棟にはリビングスペースがあり、昼はカフェ、夜はバーとしてご宿泊者以外の方にも利用していただけるので、地域の方との交流を楽しむことができます。
とくに注目してほしいポイントは?
一番自信を持っているのはホスピタリティです。迎える側におもてなしの心がないと、お客様に喜んでいただけないですからね。一般的にフリーアコモデーションと呼ばれているのですが、トコには寝る場所とご飯を提供する代わりに掃除や運営を手伝ってもらうという制度があります。住み込みで働いているヘルパースタッフも多く、時にはお客様と食事をともにすることもありますので、そういった交流を通じて街の情報やおすすめスポットを知ることができるというのも魅力だと思います。
鶯谷という街の良さは?
これといったランドマークがない一方で、街の方々しか知らないディープスポットが多いところでしょうか。たとえば、トコの中庭からちょうど背中が見える「小野照崎神社」の富士塚。一見なんでもない小さな山なのですが、すべての岩が実際に本物の富士山から運んできたものらしく(笑)。江戸時代後期に、富士山に登ることでご利益を得ることができるという信仰があったそうで、昔は都内のいたる所に造られていたそうです。ただ登れるくらい形を留めて残っているのは貴重らしく、今でも6〜7月の山開き時期になると、ここの富士塚に登っている方がいますよ。
街へ訪れた人におすすめしたいスポットは?
古民家や歴史のある建物が好きな人には、「レボン快哉湯」さんをおすすめしたいです。築90年以上の古い銭湯をリノベーションしたカフェで、なつかしい銭湯の名残を感じることができます。自家焙煎のコーヒーと自家製アイスクリームの組み合わせがとくに最高なので、ぜひ行ってみてください。
『鶯谷所印』を集める人へ、メッセージをお願いします!
この街は掘れば掘るほど、おもしろい場所がたくさん出てきます。ぜひ「鶯谷所印」をきっかけに探してみてください。お店の方や常連さんに聞いてみるのもおすすめです。スポット探しに困ったら、まずはトコへ(笑)。スタッフが街の見どころをご紹介します
スポットを担当したイラストレーター
taro
シンプルな線でカラフル&ポップなイラストを手描きで描いてます。
デザイン事務所にてイラストレーター、グラフィックデザイナーとして勤務。
2020年から個人のイラストでの活動を開始。